黒田征太郎の元妻・息子・娘とは?知られざる家族構成と現在の関係

疑問に思う女性のイラスト

日本を代表するイラストレーター・絵本作家として知られる黒田征太郎さん

19年ぶりに10月1日に『徹子の部屋』に出演されます。

その独特な作風や社会的メッセージで多くの人々を魅了してきましたが、意外にもその家族構成や私生活については詳しく知られていません。

「黒田征太郎さんの元妻は誰?」「子ども(息子・娘)はいる?」「再婚しているの?といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、黒田征太郎さんの知られざる家族構成に注目し、元妻との関係、子どもたちの存在、さらには親族とのつながりなどを詳しくご紹介します。

芸術家としての顔とは異なる、人間・黒田征太郎の素顔に迫ります。

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目次

黒田征太郎とは何者?プロフィールと経歴

黒田征太郎さん(1939年~)は、イラストレーター、画家、グラフィックデザイナーという肩書きを軽々と超える、日本の表現者です。

「何屋さん?」と一言で定義するのは難しいほど多才ですが、その活動の核には、一貫して「いのち」や「平和」への力強いメッセージがあります。

大阪府大阪市中央区道頓堀で生まれ、滋賀県立彦根西高等学校中退後は米軍軍用船の乗務員など、絵とは無縁の異色の職を経験。

この背景が、彼の作品に現れる『既存の枠にとらわれない大胆な表現』のルーツかもしれません。

1969年、盟友の長友啓典氏と共にデザイン事務所「K2(ケイツー)」を設立し、イラストレーションの世界で活躍を開始。

広告やポスターで数々の賞を受賞し、一時代を築きました。

自由を愛する彼は、ご自身の発言でも「3回離婚もしている」と公言するほどの束縛嫌い。

このブレない生き様こそが、彼の創作活動のエネルギー源と言えるでしょう。

黒田征太郎さんの写真

出典:FUTURE IS NOW『https://fin.miraiteiban.jp/chosen_01/

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絵本作家・イラストレーターとしての功績

黒田さんの描く絵は、理論よりも感情がストレートに伝わる熱量が特徴です。

クレヨンやアクリル絵の具を使った太い輪郭と鮮やかな色彩は、子どものような純粋さと、ベテランならではの力強いエネルギーを併せ持っています。

特に有名な功績は、野坂昭如氏の『戦争童話集』の絵本化・映像化です。

絵本化、映像化するきっかけを黒田さんは以下のように話されています。

日本の首相が『戦後50年も経ったから、もう戦争のことは忘れようじゃないですか』っていうステートメントを出したんですね。『もっと前を向いていこう』と。僕は瞬間的に、何を抜かしやがる、違うだろ! と思った。戦争のことは忘れようなんて言う人が首相の国で教育を受けた子どもたちが、世に出て行ってアメリカなんかに住んだら恥ずかしい。そんなときにNYの書店でたまたま、『戦争童話集』を手にして読んだんです。いまの日本にこれを伝えることは、すごく大事だと思った。子どもたちに読んでもらうにはどうしたらいいかと考えて、絵本版をつくりたいと出版社に電話をしたんですね」

■『https://dowellbydoinggood.jp/contents/voice/250218/』より引用

戦争の悲惨さと、それに対する「いのち」の尊さを描いたアニメーション作品「凧になったお母さん」は、アメリカで権威あるピーボディー賞を受賞。

絵が持つメッセージの力を世界に示しました。

また、即興で巨大なキャンバスに絵を描き上げるライブペインティングは、彼の代名詞です。

音楽と一体になり、瞬時に絵を「産み出す」そのパフォーマンスは、見る人に描くことの喜びと生命の爆発的なエネルギーを体感させます。

代表作と社会活動

黒田さんの活動は、単なるアートの展示に留まりません。

彼の作品は社会への問いかけであり、メッセージそのものです。

  • 壁画「PEACE ON EARTH」: 大阪・アメリカ村の象徴的な巨大壁画。翼を広げた鳥人のモチーフは、30年以上にわたり、街の自由と平和の精神を象徴し続けています。
  • PIKADON PROJECT(ピカドン・プロジェクト): 2004年から展開している、核兵器廃絶と平和を訴えるアート活動。絵と音楽の即興パフォーマンスを通じて、戦争の記憶と「いのちの大切さ」を国内外に発信し続けています。
  • 絵本・挿絵: 『戦争童話集』の他に、数多くの児童書や作家との共作を手掛けており、世代を超えてメッセージを届け続けています。

陶芸家である弟・黒田泰蔵氏への追悼の意を込めた作品制作など、家族や身近な存在への思いも、彼の創作活動の大きな柱となっています。

大規模展覧会「黒田征太郎展 絵でできること」も、北九州市立美術館 で開幕しました。
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黒田征太郎の元妻は誰?離婚の理由や馴れ初め

イラストレーター・画家の黒田征太郎さんは、その自由で情熱的な作品群だけでなく、3度の結婚と離婚を経験したという波乱万丈な私生活でも知られています。

ご自身の創作活動と密接に関わる、彼の結婚と離婚の背景に迫ります。

元妻の名前・職業・人物像

黒田征太郎さんは、ご自身が公言されている通り、これまでに3回離婚を経験されています。

中でも公になっているのが、料理家の桜井莞子(さくらいえみこ)さんです。

彼女は広告会社で働いたのち、料理の仕事をするようになりました。

そして70歳で青山に『のみやパロル』という料理店をオープンさせた人物です。

インタビューなどでも

くよくよしないで、楽しいことをずっとやって生きていくこと

■リンネルjp『https://liniere.jp/column/culture/24307/』より引用

と語っており、こういった発言から前向きで明るい方という印象が伝わってきます。

当時黒田征太郎さんの妻として雑誌などに登場することもあったようです。

結婚から離婚までの経緯

黒田さんの結婚生活が3度にわたって終止符を打った背景には、彼の根底にある「自由への希求」と、「アート至上主義」のライフスタイルがあったと考えられます。

黒田さんは、物欲や義務といった「守るべきもの」を持つことを徹底して嫌うと語っています。

これは、結婚や家庭生活という「守るべきもの」が生まれることに、彼の自由な創作活動が制限されることを危惧したためかもしれません。

料理家の桜井莞子さんとの馴れ初めや離婚の原因はなんだったのでしょうか。

  • 【馴れ初め】桜井莞子さんが『パロル』の前身となるようなお店を開いた頃、手を怪我してしまい、手術して落ち込んでいるところに、黒田征太郎さんが毎日お見舞いにきてくれるようになり、お付き合いが始まったそうです。ただその時黒田さんは既婚者だったとか。
  • 【離婚の直接的な理由】 離婚の原因は黒田征太郎さんの女癖の悪さのようです。お家に帰って来ない日が多かったとか。黒田さんは土下座して謝ったりもあったようですが、女癖が直ることはなく、櫻井さんの気持ちが変わっていったようです。
  • 【ご本人の見解】 黒田さん自身は、3度の離婚について語る際も、家や高い車を持たないという話と結びつけ、「守らなあかんのが僕は嫌なんですよ」と述べており、離婚もまた彼自身の自由な生き方の一部であったことを示唆しています。
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黒田征太郎に息子や娘はいる?

イラストレーター・画家の黒田征太郎さんは、3度の離婚を経験するほど、その私生活も自由奔放で謎めいた部分が多い人物です。

では、3度の結婚生活の中で、息子さんや娘さんといったお子さんはいるのでしょうか?

息子・娘の存在と現在の情報

結論から申し上げると、黒田征太郎さんの息子娘については、前段で紹介した桜井莞子さんとの間に2人の子どもを授かったようです。

後の二人の元妻との間に子どもがいたかどうかは不明です。

黒田さんは、公の場で家族やプライベートについて深く語ることを避ける傾向にあり、彼自身が「守らなきゃいけないもの」を増やしたくないという考えを持っているため、お子さんに関する情報はあまり語られていませんが、桜井莞子さんがインタビューなどで子どもについて語っています。

 

・息子の存在と活動:長男【海太郎(かいたろう)】現在のところ、公に活動している息子さんの情報は見当たりません。

・娘の存在と活動: 長女【海音子(みおこ)】母である桜井莞子さんが70歳で立ち上げた店『パロル』の運営に携わっており、後継者とされています。

出典:インスタグラムより


息子さんの情報はほとんどないようですが、娘さんについてはSNSやインタビューで読み取れる部分があるようですね。

 

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家族という枠を超えた「いのちの活動」

黒田征太郎さんの活動を深く見ると、「家族」という一般的な枠組みを超えた場所で、強いメッセージを発信していることがわかります。

彼は野坂昭如氏の『戦争童話集』の絵本化・映像化や、平和を訴える「PIKADON PROJECT」に情熱を注いでいます。

これは、特定の血縁者に限らず、未来を生きるすべての子どもたち、すなわち「人類全体」を大きな家族と捉え、彼らに平和という最も大切なメッセージを残そうとしているのではないでしょうか。

ご自身の作品を通じて「いのちの尊さ」を語り、子どもたちに絵を描く楽しさを伝えるワークショップを精力的に行う彼の姿は、まさにアートを通じた「世界のお父さん」と言えるかもしれません。

黒田征太郎の意外な家族構成とは?

3度の離婚、弟の存在、そして現在も続く創作活動。イラストレーター黒田征太郎さんの家族構成は、一般的な家庭像とはかけ離れた、まるで彼の作品のように自由で、熱量のあるものです。

彼の「守るべきもの」はどこにあるのか、その家族関係と私生活の「現在地」を探ります。

孫や再婚相手はいるのか

波乱に富んだ結婚生活を送ってきた黒田さんですが、現在の家族構成については、メディアなどで積極的に語られることはありません。

  • 再婚相手(現在の妻)について:

    黒田さんは過去に「3回離婚もしている」とご自身で公言されていますが、現在、再婚相手(現在の妻)がいるかどうかは公にされていません。

  • 黒田さんの「守るべきものをつくるのが嫌」という徹底した自由な生き方から見ると、「婚姻」という形式にこだわらないパートナーシップの形を取っている可能性も考えられます。

  • 孫の有無について:

    公的な情報としては確認されていません。孫がいるかどうかは、現在のところ不明です。しかし、彼は『戦争童話集』のプロジェクトや「PIKADON PROJECT」を通じて、未来の世代であるすべての子どもたちに「平和」という最大のメッセージを残そうとしています。彼の視点に立つと、血縁関係のある孫だけでなく、世界中の子どもたちが彼にとって「守るべき大切な存在」なのかもしれません。

親族・兄弟などの情報

黒田征太郎さんの公的な家族情報の中で、最も知られているのが「弟」の存在です。

  • 弟は世界的陶芸家:黒田泰蔵氏

    黒田さんの弟は、2021年に逝去された陶芸家、黒田泰蔵(くろだ たいぞう)氏です。白磁の制作に生涯を捧げ、世界的にも評価された孤高の芸術家でした。

  • 兄弟の意外な関係性

    豪放磊落な兄・征太郎氏と、繊細な白磁を追求した弟・泰蔵氏。その作風は正反対でしたが、互いを認め合う強い絆で結ばれていました。泰蔵氏が亡くなった後、征太郎氏は弟への追悼の意を込めて、泰蔵氏の白磁をモチーフにした作品を数多く制作しています。これは、家族の絆が彼の創作意欲の大きな源となっている、動かしがたい証拠と言えるでしょう。

  • 家族を養う経験

    彼は幼くして父を亡くし、13歳頃から家族を養うために働いていたという壮絶な過去を持っています。この経験が、「守るものを持たない」という哲学を形成する一方で、「生きるエネルギー」や「いのちの尊さ」を作品で表現し続ける根幹となっていると、私は考えます。

黒田征太郎さんの家族構成は、彼の人生哲学そのもの。血縁という狭い定義を超え、アートと平和活動を通じて、人類全体と深く繋がっている人物と言えるでしょう。

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まとめ:黒田征太郎の家族構成から見える人物像

イラストレーター、画家である黒田征太郎さんの私生活は、3度の離婚や、孤高の陶芸家である弟・泰蔵氏の存在など、ドラマチックな要素に満ちています。彼の家族構成をたどることで、彼の創作活動の根底にある、ある一貫した人物像が見えてきます。

黒田征太郎の人物像は「自由と創造」そのもの

黒田さんは、物や場所に縛られることを嫌い、「守らなあかんのが嫌」と公言しています。この哲学は、3度の離婚という形でプライベートにも表れています。しかし、これは彼が冷たい人物であることを意味しません。むしろ、彼が求めているのは、「自分の内から湧き出るエネルギーを、何にも邪魔されずに表現し続ける自由」です。

彼は、血縁という狭い枠組みではなく、アートを通じて世界と繋がることで、自身の存在意義を見出していると言えるでしょう。

「家庭」を超えた「人類」へのメッセージ

彼の主要なライフワークである『戦争童話集』の絵本化や「PIKADON PROJECT」は、特定の家族のためではなく、「未来を生きるすべての子どもたち」、すなわち人類全体に平和のメッセージを伝える活動です。

また、作風は真逆でありながら強く絆で結ばれていた弟・黒田泰蔵氏の白磁をモチーフにした追悼作品は、「家族の絆」が彼の創作の最も深く、揺るがないインスピレーション源であることを示しています。

黒田征太郎さんは、プライベートな情報を守りながらも、その生き様と作品を通じて、自由、平和、そして普遍的な「いのちの尊さ」という、最も大きな愛を私たちに送り続けている真のアーティストなのです。

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