【大朝日岳登山】古寺鉱泉コースタイムは?駐車場、アクセス情報

大朝日岳山頂付近からのパノラマを撮影した写真

山形県、新潟県両県の県境にある朝日連峰の主峰である大朝日岳

その大朝日岳の「古寺鉱泉コース」は最短時間で山頂へ登ることができると言われており、古寺鉱泉口からの登山道は、危険な箇所が少なく、水場も多いため、もっともポピュラーなコースです。

毎年沢山の県内外の登山客がこのコースで大朝日岳山頂を目指します。

 大朝日岳を初めての登る方にこのコースが一番おすすめなのですが、駐車場やアクセス情報はもちろん、コースタイムや、コースの特徴など、登る前に事前に知っておきたいですよね。

 私も初めて行く山では、必ず念入りに下調べをしてから挑戦しています。

 そうすることで、事前にイメージすることができ、スムーズに登山を楽しめるんですよね。

 今回は大朝日岳登山の古寺鉱泉のコースタイムやコース情報、駐車場やアクセス情報について紹介していきたいと思います。

目次

大朝日岳登山』古寺鉱泉コースタイム

古寺鉱泉コースは、大江町からのコースで古寺鉱泉登山口から、古寺山、小朝日岳を経由して大朝日岳へ向かう往復コースです。登山道はとても水が豊富で、危険な箇所も少なく迷うことがないので最も人気のコースになっています。

登り慣れている方は日帰りされる方もいますが、大朝日岳山頂に避難小屋があり宿泊が可能です。

私も初めての大朝日岳登山はこのコースを行きました。初心者でしたが、日帰りで行き何のトラブルもなかったのですが次の日から1週間近く筋肉痛が続いたのを覚えています。それだけハードな山です。

標準的なコースタイムは、以下の通りになりますが、コースの特徴をあわせて紹介していきたいと思います。

●登り:約6時間
古寺鉱泉登山口→ハナヌキ峰分岐(2時間10分)
ハナヌキ分岐→古寺山(1時間)
古寺山→小朝日岳(50分)
小朝日岳→大朝日岳山頂(2時間)

●下り:4時間30分
大朝日岳山頂→古寺山(2時間30分)
古寺山→ハナヌキ分岐(40分)
ハナヌキ分岐→古寺鉱泉登山口(1時間40分)
※下りは小朝日を通過せず、大朝日岳から古寺山へ向かうルートになります。

標準タイムで登りは6時間、下りは4時間30分、合計で休憩込みで約12時間で設定するのが良いでしょう。

休憩箇所は、古寺山、小朝日岳、大朝日岳での休憩がおすすめです。

日帰りで行く場合は日照り時間の長い季節を選び、4時~6時の早朝にスタートする必要がありますが、山頂で宿泊する場合は、山頂到着時間を設定しそれに合わせてスタートするのが良いと思います。

『大朝日岳登山』古寺鉱泉登山口→ハナヌキ峰分岐

古寺鉱泉口駐車場に車を停め、歩いて5分ほどで登山口に到着します。

登り始めは整備された登山道を歩いていきます。ブナ林の中の少し急な登山道を登っていくと、途中にブナとヒメコマツの「合体の樹」があり、これがまた魅力的な樹で、このルートの見どころでもあります。

よく見ると根の部分が合体しているのが確認できます。

しばらく歩くと、ちょうど喉が渇く頃に「一服清水」という水場があります。ハナヌキ峰の中服からの湧き水です。

夏の暑い日はそこで顔を洗うのが気持ち良いんです。美味しい冷たい水が途中にあるのはありがたいですね。

一服清水周辺はちょっとした休憩をするのに程よい広さです。私はいつも登りでも下りでもこちらで休憩しています。

そこからすぐの所にハナヌキ峰分岐があり、標識などは一切ありませんが、迷うことなく到着します。

『大朝日岳登山』ハナヌキ峰分岐→古寺山

ハナヌキ峰分岐を通過するとしばらく辛い急登が続きます。

しばらく登ると登山道左側に「三沢清水」があり、水分を補給できますが、大雨時に水が止まることがあるので、出ていない場合があります。

こちらもちょっとしたスペースがあるので、休憩するにはちょうど良い場所になっています。

私はこの古寺山までのルートが急登でとても苦しかった思い出があり、暑い季節に登った時は足が何度も止まりました。

しばらく登ると、穏やかな登山道に変わり少し安堵したところで古寺山山頂に到着します。

古寺山までは樹林帯で展望がないため、登りがより辛く感じると思いますが、マメに足を休め登りましょう。

山頂からは小朝日岳が目の前にそびえ立ち、右奥には大朝日岳が並ぶ絶景ポイントです。

この景色を眺めることで疲れた気持ちを奮い立たせてくれます。

古寺山山頂からのパノラマを撮影した写真

古寺山山頂からのパノラマ

『大朝日岳登山』古寺山→小朝日岳

古寺山から小朝日岳への登山道は、周りの木々たちの背丈が徐々に低くなっていくのを感じます。

私は何回か古寺鉱泉コースを登っていますが、6月下旬から7月初旬に来ても、雪渓は残っているので、しっかり足元には注意して登って下さいね。

季節によってはヒメサユリが所々に咲いていたりしますが、綺麗だなと思いつつも、きつい登坂を登り小朝日岳に到着します。

小朝日岳山頂付近は展望が良く、大朝日岳や朝日連峰、そして雄大な稜線を眺めることができます。

『大朝日岳登山』小朝日岳→大朝日岳(山頂)

小朝日岳から大朝日岳までは、急傾斜を下り尾根を進みます。それから先の明るく眺めの良い稜線歩きが一番の楽しみです。

大朝日岳山頂を目指しながら、雄大な景色を満喫します。

風が強い日はまともに顔・体に風が直撃しますので気をつけて歩いて下さい。

しばらく登って行くと「銀玉水」という冷たくて美味しい名水の水場があり、広場のようになっているのでそこで最後の休憩をして喉を潤します。

銀玉水は写真左へ少し降りたところにあります。

銀玉水の道標を撮影した写真

銀行水の道標

その先の高山植物が豊かに咲く高山帯を越え、朝日嶽神社奥の院を過ぎると大朝日岳山頂避難小屋に到着します。

ここにはトイレもあり宿泊も可能です。

大朝日岳山頂避難小屋を撮影した写真

大朝日岳山頂避難小屋

避難小屋からは最後の一踏ん張りで山頂を目指します。10分ほど歩くと大朝日岳山頂に到着します。

山頂からの景色は最高で360度のパノラマを満喫できます。月山や、飯豊連峰、晴れていれば遠くに磐梯山を眺めることができ、素晴らしい絶景を目の前で楽しむことができます。

大朝日岳山頂の様子を撮影した写真

大朝日岳山頂の様子

大朝日岳山頂からのパノラマを撮影した様子

大朝日岳山頂からのパノラマ

私が初めて大朝日岳山頂に着いた時感動したのは、山頂から眺める縦走路でした。とても美しく、雄大で、しばらく眺めていたのを覚えています。

下りは、小朝日岳には行かず、大朝日岳山頂から古寺山を目指すルートで下ります。

『大朝日岳』古寺鉱泉駐車場情報

古寺鉱泉登山口駐車場はとても広く、料金はかかりますが、トイレも完備してるので、安心して停めていただくことが出来る駐車場になっています。

●駐車場概要
駐車可能台数:約200台
トイレ完備
料金:1000円(古寺案内センターの入口付近に協力金箱があるので設置してある申告書に車のナンバー等を記入し箱に入れます。)

●駐車場注意点
・駐車場内でのテント設営禁止
・駐車場内でBBQ等火の使用禁止
・騒音等、迷惑行為禁止
・ゴミは持ち帰る
・駐車場内での事故、盗難等トラブルは一切責任は負わない
・車中泊不可

●古寺案内センター
駐車場すぐ側に宿泊施設の古寺案内センターがあります。
日帰りシャワー可

『大朝日岳』古寺鉱泉登山口までのアクセス情報

●マイカー
山形自動車道 月山I.C→国道112号→県道27号(約21km
※車で行くことをおすすめしおます

●電車・高速バス
JR山形駅→JR奥羽本線→(直通)→JR左沢線→左沢駅
左沢駅からタクシーで約50分

古寺鉱泉登山口から一番近い高速道路I.Cは月山I.Cです。

月山I.Cから大井沢方面に進んで下さい。標識が出ています。

大井沢集落を通過すると、古寺鉱泉方向の看板が出てきます。分岐がありますが、案内標識の通り進んでいけばOKです。

大井沢集落にゆったり館という温泉施設があるのですが、そこを通過したあたりから携帯電話の電波がつながりにくくなります

。スマホのナビを使用する場合は注意して下さい。

また、登山口までの道路はアスファルト舗装されていますが、所々穴が開いていたりします。

パンクなど注意して下さいね。

私は実際に登山口山小屋手前でパンクし、電波も届かないまま悲惨なことになりました。

電波が届く場所まで歩き、友達にお願いしタイヤを購入してパンク場所まで持ってきてもらい更にそこでタイヤ交換してもらいました。

その友達には今でも頭があがりません。十分に気を付けて運転して下さいね。

まとめ

『大朝日岳登山』古寺鉱泉コース、いかがだったでしょうか。

一番人気の最短コースということなので、初めて大朝日岳に挑戦する方は古寺鉱泉コースを登っていただくのが良いかと思います。

また、日帰りできそうなコースタイムなので、距離はありますが、コースをある程度確認しイメージしておけば、スムーズに登れると思いますし、駐車場やアクセス情報も合わせて見ておけば、バッチリですね。

私は古寺鉱泉コースでけで10回以上は登っています。それくらい苦しいと楽しいと感動がバランスよく感じられるとても素晴らしい山です。

みなさんも是非大朝日岳に登ってみて下さい。

最後まで読んでくださりありがとうございます。感謝です。

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